TBS SUNDAY THEATER 2023 — LOCATION GUIDE

VIVANT
モンゴル・ロケ地紀行

砂漠を彷徨う乃木、クーダンの喧騒、ベキの祈り——。架空の国「バルカ共和国」を形づくった、モンゴルの実在の風景をシーンごとに辿ります。

はじめに

バルカ共和国は、モンゴルにあった

『VIVANT』(2023年・TBS日曜劇場)は、堺雅人演じる乃木憂助が架空の中央アジア国家「バルカ共和国」で巨大な陰謀に巻き込まれていく物語。その壮大な異国の風景は、大部分がモンゴルでの大規模ロケによって撮影されました。

首都ウランバートルの広場や劇場から、南ゴビの大砂丘、ヘンティーの草原まで——撮影はモンゴル政府の映画制作費還元制度(制作費の30%を還元)が外国作品に初適用された記念碑的プロジェクトでもあります。現地コーディネートはWAYO-EARTH社が担当しました。

20+ロケ地
6地域
10話に登場
全体マップ

ロケ地のひろがり

ウランバートル市内に撮影が集中しつつ、南のゴビ砂漠、北のダルハン、東のヘンティー草原まで、国土を横断するスケールで撮影されました。

MONGOLIA(略図) ダルハン(日本大使館) ウランバートル テレルジ ヘンティー(ベルヒ草原) トゥブ県 イフ・ガズリーン・チョロー バヤンザグ ホンゴル砂丘 ノムゴン

※ 位置関係を示す略図です。凡例:ウランバートル ゴビ・砂漠地帯 北部 草原・郊外

シーン別ガイド

エピソードで辿るロケ地

物語の進行順に、印象的なシーンと撮影場所を対応させて紹介します。

第1話 誤送金事件、そしてバルカ脱出行

ホンゴル砂丘

南ゴビ州
ホンゴル砂丘の砂の峰
写真: Bernard GagnonCC0)/ Wikimedia Commons

乃木が独り彷徨う、冒頭の圧巻の砂漠シーン

全長180km超に及ぶゴビ最大級の砂丘で「鳴き砂」でも有名。劇中では「首都から車で10時間」の設定だが、実際は片道18時間の道のり。ラクダ乗り体験もできる。

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スフバートル広場

ウランバートル
スフバートル広場と政府宮殿
写真: Bernard GagnonCC0)/ Wikimedia Commons

バルカ首都「クーダン」の中心。乃木が歩き、サムからの電話を受ける場面

チンギス・ハーン像と政府宮殿が向かい合う首都の心臓部。ウランバートル観光の定番スポット。

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セントラルタワー

ウランバートル
セントラルタワーの外観
写真: ChongkianCC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

GFL社でのアリとの交渉シーン

スフバートル広場に面する近代的な高層ビル。2階には外国人にも人気のバーがある。

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国立アカデミック・ドラマ劇場

ウランバートル
国立アカデミック・ドラマ劇場の外観
写真: ChinneebCC BY 4.0)/ Wikimedia Commons

「バルカ国際銀行」の外観として登場

ソ連時代に日本人抑留者が建設に関わった歴史ある建物で、堅牢さでも知られる。

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チンギス・アベニュー

ウランバートル
チンギス・アベニューとピース・アベニューの交差点
写真: User:kelapstickCC BY-SA 3.0)/ Wikimedia Commons

馬で市街を疾走する脱出シーン

撮影には朝5時から200台以上のエキストラ車が集結したという大規模ロケ。現在、市中心部への馬の乗り入れは禁止されている。

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ブーダイ・ホテル

ダルハン
ダルハン市街の眺め
写真: ChongkianCC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

トラックが突入する「在バルカ日本大使館」の外観

ウランバートルの北にある工業都市ダルハンのホテル。トラックが走り抜けた通りは撮影後「VIVANT通り」と名付けられた。

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ノムゴン

ゴビ砂漠南端
ウムヌゴビ県のゴビ砂漠の風景
※同県内の風景 — 写真: ノボホショコロトソCC BY-SA 3.0)/ Wikimedia Commons

アリの会社「AMAN建設」があるセドルの町

中国国境に近い、観光客がほとんど訪れない辺境の集落。

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ナライハ地区

ウランバートル郊外
炭鉱町ナライハの住宅
写真: Brücke-Osteuropa(Public domain)/ Wikimedia Commons

乃木・薫・ドラムの3人が匿われた家

ウランバートル東郊の炭鉱町。第7話のクライマックスもこの地区で撮影された。

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第2話 砂漠越え、国境への逃避行

バヤンザグ(炎の崖)

ゴビ砂漠
赤く染まるバヤンザグの崖
写真: Bernard GagnonCC0)/ Wikimedia Commons

3人が身を隠した洞窟のあるエリア

夕陽で崖が炎のように赤く染まることから「Flaming Cliffs」と呼ばれる景勝地。恐竜の化石発掘地としても世界的に有名。

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イフ・ガズリーン・チョロー

ドンドゴビ県
イフ・ガズリーン・チョローの奇岩群
写真: Rob Oo from NLCC BY 2.0)/ Wikimedia Commons

砂漠に入る前、忠告を受ける場面

「自然の彫刻」と称される奇岩群。40以上の洞窟を擁する政府保護区。

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テレルジ・ラグジュアリー・ホテル

テレルジ
テレルジ国立公園の風景
写真: Marcin KonsekCC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

日本大使館別館の廊下シーン(最終話にも再登場)

ウランバートルから東へ約40km、テレルジ国立公園内の高級リゾートホテル。

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第4〜5話 日本からバルカへ、再び

チンギスハーン国際空港

ウランバートル
チンギスハーン国際空港のターミナル
写真: ChinneebCC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

「浜松空港」の外観や機内シーンなど、複数の空港として登場

機内シーンはイジニス航空の格納庫で実機を使って撮影された。

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ボヤント・オハー国際空港

ウランバートル郊外
ボヤント・オハー国際空港の正面
写真: ChinneebCC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

「バルカ国際空港」として複数話で使用

新チンギスハーン空港の開港前まで使われていた旧国際空港。現在は国内線専用で、撮影にも活用されている。

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チンギスハーン・ホテル

ウランバートル
チンギスハーン・ホテルの外観
写真: Fred CherrygardenCC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

アリが身を潜めたホテル

要人の宿泊も多い老舗高級ホテル。

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ウランバートル市内の廃墟

ウランバートル

フリーライセンスの写真が見つからないため未掲載

アリが家族からのメールで呼び出された場所

外観のみ実在の廃墟で、内部はセット撮影。

第6〜7話 別班 vs テント、緊迫の攻防

ケンピンスキー・ホテル・ハーンパレス

ウランバートル

フリーライセンスの写真が見つからないため未掲載

乃木が入れ替わりを仕掛けたホテル

ウランバートル東部の5つ星ホテル。

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バヤンハンガイの市場

トゥブ県

フリーライセンスの写真が見つからないため未掲載

別班がボスタニアを捕らえたドライブイン

地方の幹線道路沿いにある素朴な市場施設。

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ナライハの炭鉱跡地

ナライハ
ナライハの古い炭鉱跡
写真: Brücke-Osteuropa(Public domain)/ Wikimedia Commons

乃木と「テント」(ノコル率いる組織)が対峙する第7話のクライマックス

石炭工場の廃墟で、夜22時以降にナイトシーンを撮影。建物は崩落の危険があり立ち入りには注意が必要。

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第8話 ベキの過去、明かされる真実

ベルヒ草原

ヘンティー県
ヘンティー県ベルヒの草原
写真: Mice09090CC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

ベキ(役所広司)が涙する丘

CGと見紛うほど美しい実在の大草原。遊牧民の移動ルートにあたり、羊や山羊の群れが行き交う。

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ハンガリッド・パレス

ウランバートル

フリーライセンスの写真が見つからないため未掲載

ノコルの会社「ムルーデル」として登場

スフバートル広場周辺に建つビル。

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第9〜最終話 すべての決着へ

モンゴル子ども芸術創作センター

ウランバートル
子ども宮殿(芸術創作センター)の外観
写真: ChongkianCC BY-SA 4.0)/ Wikimedia Commons

バルカの「国土交通省」として登場

2階の会議室で重要な交渉シーンが撮影された。

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国立オペラ・バレエ劇場

ウランバートル
国立オペラ・バレエ劇場のピンク色の外観
写真: GenuineMongol(Public domain)/ Wikimedia Commons

ドラムが盗聴器を仕掛けた場所

スフバートル広場に面するピンク色の外観が印象的な劇場。

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旅のヒント

聖地巡礼を計画するなら

  • ウランバートル市内だけなら1日で回れる — スフバートル広場・国立ドラマ劇場・オペラ劇場・セントラルタワーは徒歩圏に集まっています。
  • ゴビ砂漠は本格的なツアーが必須 — ホンゴル砂丘へは陸路で片道18時間。ホンゴル砂丘・バヤンザグ・イフ・ガズリーン・チョローを巡る8日間程度のVIVANTロケ地ツアーが現地・日本の旅行会社から販売されています。
  • 公式ツアーも存在 — 日本旅行からモンゴル人出演俳優との夕食会付きの公式ロケ地ツアーが発売された実績があります。
  • マナーに注意 — ホテルや私有地、立ち入り禁止の炭鉱跡地などでは、無断立ち入りを避け現地のルールに従いましょう。